コンクリート用語まとめ

    材料面

  1. セメントマトリックス層 強度と他層との結合性が大事
  2. 骨材層 物理的性質が重要
  3. 境界層 遷移層(多孔質で水酸化カルシウム多)+空隙
  4. エントラップトエアー 不利
  5. エントラインドエアー AE剤で生成 ワーカビリティの確保
  6. 毛細管空隙 練混ぜ水の跡 体積変化対策
  7. ゲル空隙 乾燥収縮に影響
  8. セメントペーストに対しての要求 施工性能・強度発現性・材料分離抵抗性
  9. ポルトランドセメントの種類 普通・早強・超早強・中庸熱・低熱・対硫酸塩(土壌に応じて)
  10. 水に対しての要求 ワーカビリティに悪影響なし、腐食物質が有害量なし
  11. 骨材に対しての要求 適度な粒径粒度(ワーカビリティ)・化学安定性(シリカ鉱物ならアルカリ骨材反応)
  12. 骨材の含水状態 絶乾(0%)・気乾・表乾(表面は乾燥しているが中は飽和)・湿潤
  13. 含水率 水量/絶乾骨材質量
  14. 表面水率 表乾からの水量/表乾骨材質量 湿潤なら+絶乾気乾なら-
  15. 粗粒率 80,40,20,10,5,2.5,1.2,0.6,0.3,0.15の各ふるいにとどまる試料の割合の合算 理論値は10
  16. 最大寸法 90%の質量分が通過できるふるいの寸法の最小値
  17. 混和材 フライアッシュ・シリカフューム・高炉スラグ微粉末・膨張材
  18. 混和剤 AE剤・減水剤・流動化剤・遅延剤・促進剤・急結剤・水中不分離性混和剤
  19. ポゾラン活性 水和物生成 フライアッシュ・シリカフューム・火山灰
  20. 潜在水硬性 単独では意味ないがアルカリがあると水硬性 高炉スラグ微粉末
  21. AE剤 耐凍害性・ワーカビリティ
  22. 減水剤 単位水量減少による強度発現
  23. フライアッシュ 強度・水密性・水和熱低減・アルカリ骨材反応への抵抗
  24. シリカフューム 流動性(セメント粒子の間の充填されることによるマイクロフィラー効果)
  25. AE剤 エントレインドエアー生成による水移動が可能→耐凍害性・ワーカビリティ ただ圧縮強度低下
  26. フレッシュコンクリート

  27. ワーカビリティー 材料分離することなく、諸作業が容易にできる性能 条件により要求されるワーカビリティーの良悪が変わる
  28. コンシステンシー 変形流動に対する抵抗性 水・空気量による コンクリート固有で使用条件に左右されない
  29. プラスティシティー 型枠つめやすさと、外した時に崩れないか
  30. フィニッシャビリティー 表面平らにしやすいか
  31. ポンパビリティー ポンプによる圧送の難易性
  32. スランプ試験 30cmコーンを抜いたときの降下長を測定
  33. 打重ね 硬化する前にコンクリート継ぐ
  34. 打継ぎ 硬化した後にコンクリート継ぐ
  35. 凝結 練り混ぜたコンクリートがセメントの水和に伴い液体から固体に変化すること
  36. 硬化 凝結したコンクリートの強度がさらに反応とともに増加する現象
  37. コールドジョイント 一体化しなかった打継ぎ面 剥落の原因
  38. ブリーディング 材料分離により水が上昇する現象 多孔質になり強度低下、水みちの形成による付着力・水密性の低下
  39. レイタンス ブリーディングにより上昇した微粒成分が表面に薄く沈殿したもの
  40. 初期欠陥 収縮ひび割れ(蒸発による収縮orブリーディングによる沈下で鉄筋とのズレ)・温度上昇によるひび割れ
  41. レディミクストコンクリート 生コン 現場で受け取る品質を指定して購入できる、製造工場での品質ではない
  42. セメント主要組成化合物 鉄アルミン酸四カルシウム(C_4AF)・アルミン酸三カルシウム(C_3A)・ケイ酸三カルシウム(C_3S)・ケイ酸二カルシウム(C_2S)
  43. 水和生成物 水酸化カルシウム・ケイ酸カルシウム化合物(C-S-H)・エトリンガイト・モノサルフェート
  44. 硬化コンクリート

  45. 割裂引張試験 直接引張試験しても局所的破壊をしてしまう
  46. 応力ひずみ曲線の非線形性 小さな応力で微小ひび割れ
  47. 耐久性

  48. 中性化 空気中の炭酸ガスでアルカリを失う 鋼材腐食
  49. 塩害 塩化物イオンの混入 鋼材腐食
  50. 凍害 水分の凍結融解を繰り返してひび割れ
  51. アルカリ骨材反応 骨材とセメントのアルカリ分が反応してアルカリシリカゲル生成→これが水を吸う→見かけ上骨材膨張 ひび割れ
  52. ぺシマム現象 無害骨材混合したらさらに膨張量増大
  53. コンクリート構造

  54. 平面保持の仮定 軸に垂直な断面は、曲げを受けても軸に垂直を保つ
  55. 曲げ強度 引張強度から応力再分配されてから、実際に曲げひび割れを起こす強度 引張強度ではひび割れしない
  56. 寸法効果 構造物の単位面積あたり強度は寸法に応じて低下
  57. テンションスティフニング コンクリートの引張抵抗は、ひび割れ後もひび割れ間の鉄筋との付着により残存している
  58. スターラップ以外のせん断抵抗 まだひび割れしていない曲げ圧縮部のコンクリートの直接的なせん断抵抗・ダウエル作用・骨材のかみ合わせ抵抗・ディープビーム補正(せん断ひび割れが進展しにくい)